■メインは天然石の浮きテラス
千葉県八千代市のK様邸が完工しました。こちらは「禅ガーデン」をテーマに庭中央に石のテラスを配置。立水栓は和モダンを引き立てるステンレスパン。
実はこのテラス、横から見ると浮いているように見える仕掛けをデザインに盛り込みました。私は会社員時代に浮き階段のエントランスを造り、階段下に照明を仕込んだものを作りずいぶんと広告に使っていただきました。そちらは、階段を登りやすいよう誘導灯として光を配置ました。
が、今回はテラス下に照明は仕込みませんでした。
何故なら「ここは昼間を楽しむテラスだから」との施主さまの思いのもと、光ではなくテラス下に自然に出る影で「浮」を感じて頂く事に。
「影」も大切なデザインの一つです。
天然石の浮きテラスと浮き階段の影をご覧ください。
■天然石と枯山水テイストのコーディネート
浮きテラスの中には四角く切り取り、コハウチワカエデと枯山水テイストの箱庭を。
その周り浮きテラスを囲うように、同じく枯山水テイストのエリアとナツハゼを配置。
砂利の中に見える大きな石は「川の流れ」をイメージ。
上空から見ると一つの流れとなるよう配置しています。
■苔の築山に生えるツリバナ
苔の築山の頂上にはツリバナ。実はこの築山は現代風として毛足の短い苔風の人工芝なのです。実際苔というのは管理が難しく、奥が深すぎるほど深いとっても繊細な植物なのです。メンテナンスフリーを兼ねての人工芝チョイスです。
今回、手前に配置している飛び石は岩への誘導と、奥行きを感じて頂く役目があります。
こちらは別角度からのショット。
書ききれないので第二弾に続く…